光の差す方向へ

光の差す方向へ

100年ほど前に澤田健という鍼灸師がいました。直接あって指導を受けたかったのですが、残念でなりません。その臨床での功績、施術方法、診断の考え方は今の現代医学とは違うもので、信念から来る治る確信に満ち溢れた施術を行っていました。

その治療の考え方や方法などは本にまとめられ、鍼灸真髄、鍼灸基礎学を読んだ時は目からウロコが落ちるような感じでした。「なぜ?」という疑問ばかりでした。その疑問に対する私の答えを見つけていきたいと思い立ったきっかけになりました。多くの臨床経験を積むことで見えてくる世界・景色は少しずつ変わるといいますが、本の中のエピソードを見ると澤田先生の施術もその軌道をたどっていたようでした。

長い間、施術を行ってもなかなか治らない場合、もしかしたらからだが変化してきて初診の時と合わなくなってきたのではないか、そもそも最初から何かを見落としてしまったのではないかと最初に振り返り、もう一度見直します。これは恥ずかしいことでもなんでもありません。有名な医者だって誤診をする時があります。それくらい、人のからだを診ることは難しいのです。むしろ、この作業を怠っているほうがその場あたり的な感じがするのではないでしょうか。困難を乗り越える諦めない強さと熱心さが求められていると感じます。
伝統から学び、臨床から伝統を正す努力は、至誠院の課題であり、目指すものです。

そして前へ

子供がはいている状態から歩き出すまで、子供はさまざまなことをしています。歩き出すためには、骨や筋肉などがしっかりしている必要がありますし、何回も立ち上がって転ぶことを繰り返してやっと歩き出します。
至誠院も同じです。現状で良いところもあれば、改善すべきところもあります。悩みもつきものですが、理念に基づいて皆様の声に耳を傾け、信頼していただけるよう一歩ずつ歩んでいきます。

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