美容鍼灸

1.美、健康について

biyou02どんな時代でも美への関心は常にありました。
一昔はふくよかな状態が栄養状態が良いとされる健康で美しいという認識が一般的でした。
1970年代から経済の凄まじい発展を遂げた今、一日3食を食べることに困る人はほとんどいません。
外国との交流が盛んになったことで美の常識が変わってきたことも事実です。
カラーテレビの普及、今ではインターネットという通信手段を用いることでより多くの情報を簡単に手にすることができます。
モデルのように細身で長身、きれいな化粧などが美しいという意識の変化は、外見を重視する方向へ偏った一面を持っています。

一歩あやまると細くなりたい一心で始まったダイエットは、拒食症を招いたり、挫折とリベンジを繰り返したりしてリバウンドからなかなか脱却できない状態は決して健康とは言えません。
外見に偏った美への追求にからだが傾くと、からだの内側からあらゆる症状が表れてきます。
これは「粗末にしないで!」というからだの内側(五臓六腑)の訴えでもあると思っています。
内側と外側を両立することの美しさこそ、真の健康で美しいという美の概念ではないでしょうか。

東洋医学では、こころは五臓六腑で調整しているという考え方を持っています。
こころと関係の深い臓腑は、心と腎です。
心は精神を、腎は髄(ずい)を司っているので脳と深い関連があります。
よって、五臓六腑が健やかになれば、からだも健康な状態になっていくという特徴があります。

2.至誠院の取り組みについて

「美は健康を基礎として成り立つもの」という考えが至誠院の美容鍼灸を支えています。
外見、容姿だけに偏った美容鍼灸は、一時的に良く見える場合があります。
例えば、築40~50年の家をリフォームすることになったとします。
建築会社にお願いして家のリフォームをしてもらいました。
素晴らしい外見になりました。
でも、免震構造などの基礎が手抜きだったため、
しばらくしたら床が傾いたり、窓が締まらなくなったりしてきたという話はニュースなどで時々目にします。
至誠院では、決して基礎をお粗末にすることはありません。
基礎(五臓六腑の健康)なしの治療は、しないという概念のもとで施術を行っております。
その上で変化を遂げていく現代社会のニーズに合わせた美へのアプローチを施してまいります。

美容鍼灸は
biyou04まず、内臓の機能調整を主眼とした鍼灸の施術を行います。
その上で、はり、きゅうを用いて顔面部を中心とした施術を行って参ります。
はり、きゅうを用いることで微細な傷を与えます。
人はキズを治す、治癒する能力を持っています。
持っている能力をFULLに最大限に活性化させる、蘇らせるように促すことが美容鍼灸の全てだとも言えます。
歪み、偏りを調整し、本来の能力を引き出すことを至誠院の治療のベースにしています。

実際の治療にあたり、顔面部への鍼(はり)は敏感なところなので最初は刺激が少し強いかもしれません。
チクチクしたり、ズーンとしたりします。
最初は使用する本数も少なめに調整することで、からだへの負担に対し徐々に耐えられるからだづくりをしていきます。でも、早くよくなりたいという気持ちが先走るものです。
はりに慣れること、基礎を整えること、からだを活性化することには時間が必要です。

一方、はりを使って施術をする際はリスクが伴います。
そのリスクの中には、出血があります。
病院で注射後、出血箇所をしばらく圧迫したことがあると思います。
そこまでではありませんが、血管が弱い方や出血しやすい方はいらっしゃいます。
血が外に出ず、皮下組織に留まるたんこぶのような内出血などもありますが、
いずれもずっと残ることはなく、これらも傷のひとつとして治癒される過程でだんだん修復されます。
個人差はありますが、おおよそ2週間ほどで出血した箇所は消えていきます。
出血というものは顔に限らず、施術を行った箇所ならどこでも起こり得ることをご理解ください。
女性の方は、化粧やマスクなどで比較的に隠すことができるのではないかと思います。

こういったリスクもありますが、一方で効果も期待できます。
顔面部を中心にからだに小さな傷をつけます。
からだは傷つけられた小さな傷を放ってはおきません。治そうとします。
修復していく過程で、からだが新しいものに少しずつ入れ替わり、だんだん弾力のある状態になります。
化粧のノリが良くなったり、リフトアップされた自覚が得られたりします。
リスクと効果をよくご検討の上、ご利用ください。
また、来院された際にもご説明いたします。

効果・改善には個人差があります。

PAGE TOP