五臓六腑の調整

東洋医学の五臓六腑の機能調整は、西洋医学でいう内分泌系のバランス調整に深い関わりがあります。
生理学に基づいた説明としては、内分泌系の調整はホルモンなどの分泌物を通して行われます。
ホルモン調整に異常が現れると、からだにもあらゆる症状が出現します。


たとえば、バセドウ病(グレーブス病ともいいます)というものがあります。
バセドウ病は甲状腺のホルモンが過剰に分泌されることで起こります。
甲状腺ホルモンは、からだの新陳代謝を高める機能を持っています。
一見、新陳代謝が高まると健康に良いのではと思ってしまうのですが、
ホルモンが出すぎている(過剰分泌)ため、新陳代謝も過剰になり、息切れや多汗、動悸ような症状が現れます。
run走った後のような状態が続くため体力を消耗し、全身倦怠・だるい症状、筋力低下、体重減少も出てきます。
手の指がふるえてきたり、おなかが痛くなったり、下痢気味だったりします。
それだけでなく、月経にも影響を及ぼし少量/無月経のような症状も出ます。
そして眼球が出てきて、脈が速くなり、のどに蝶のような形の甲状腺が現れる特徴があります。
症状改善には薬物や切除、放射能治療など病院でないと出来ない治療もありますが、
禁煙、禁酒、ヨードが含まれる昆布を控える食事など生活習慣を変えることで症状軽減につなげる方法もあります。
至誠院では、西洋医学の治療と併用することで症状がより改善される施術を行います。
こちらも症状が現れはじめた時を重点に問診を行い、今までどのような経緯をたどってきたかを追っていきます。
会社で上司と合わない・仕事がキツイ、家族の看病・ケンカなど精神的な問題はなかったか、
食事、生活はどうだったかなど見方を変えた問診のアプローチを行います。
不妊でご説明した内容と同様、分析を行い、その分析に基づいて施術を行います。

ここではバセドウ病を例にあげましたが、甲状腺ホルモンがあまり出ない甲状腺機能低下症もあります。
バセドウ病と逆で寒がりで浮腫、難聴、月経過多、低体温、便秘などの症状が現れます。
そのほかに、副腎ホルモン異常によるクッシング症候群や膵臓の内分泌機能異常(腫瘍)による
意識消失、肥満、胸やけ、上腹部痛、下痢、胃・十二指腸潰瘍、多飲・多尿(尿崩症)などきりがありません。
ホルモン調整は脳の中枢とも関係がありますので、簡単ではありません。

脱毛症についても同様、加齢に伴うホルモンバランスの異常、ストレス、遺伝などが原因といわれています。
この頃は医薬品や育毛サロンなど随分増え、悩みを解消された方も大勢いらっしゃいます。
鍼灸では他と違っstressて、頭部だけでなく全身調整を行います。
そうすることで頭部のトラブルだけでなく、食事や生活習慣、ストレス、アレルギーなど多くの原因に対応できるのです。
また、薬と違って副作用がほとんどないことも大きな特徴のひとつです。

女性は30代中・後半あたりから症状が現れる方もいらっしゃいます。
社会で活躍されている方が増えている分、会社だけでなく家庭内でもストレスも多く受けている方も増えています。
生活だけでなく精神面でも乱れが出始め、内臓が弱くなってきてしまいます。
そうすると内臓が下の方に下がって便秘や尿漏れ、痔などの症状でさらに悩まされる悪循環に陥ります。
肌の状態も悪く、いらいらしやすい状態がホルモンバランスに影響し、また違う症状を引き起こします。

こういった例はきりがありません。
西洋医学の治療だけで治す、はり・きゅうだけで治すということよりは、
お互い違う視点で得意なことに専念した方が効果が高くなると考えています。
至誠院では五臓六腑の関係、精神状態を問診の際、詳しくうかがいます。
そして、食事・生活・行動内容など一部の結果だけでなく、あなたの個別状態を把握し、
西洋医学とは別の観点でのアプローチを行うことで今までにない可能性が広がると信じています。
気になる方、はり・きゅうの治療を受けてみたい方はこちらへ

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