再びあの地へいって参りました。秩父にある三峯神社へ。でもその前に髪のカット予約を以前からしていたので、その後池袋の西武池袋線に乗って飯能行きの電車に乗りました。しかーし、今回は前のようにスムーズにはいきませんでした。というのも前の日にいきなり三峯神社にいきたいという妻の強い強い要望があり、カットしてからいくならいいということで当日を迎えました。でもカットして池袋へいったら、なぜこんなに遅いんだとカンカンになっているではありませんか。はぁーーー。本人は早くいきたかったのでしょうね。電車の中で行きのバスと帰りのバス時刻を調べたら滞留時間として1時間ちょっとという過酷な状況に妻は納得できず、このまま三峯神社へいっても意味がないと電車から降りる展開に。これはまずい状況になりましたよ。このまま行くことを止めて家に引き返すのか、それともいくだけいってみるのかという選択の中、帰ることに大分傾いていましたからね。でも、昨日三峯神社にいきたいという妻の強い強い要望を聞いていたので、なんとしてもいきたいと思いました。
思考を変えて日帰り予定を一泊に変更し、宿を探して連絡しました。どうやら三峯神社から歩いていけるところは、すぐとなりの興雲閣だけということが分かりました。三峯神社のまわりにはそこしかなく、後は車がないとだめでした。朝一のバスも9時くらいから秩父駅を出発するようで、一泊する旅では決まって早朝の透き通った空気に包まれながら参拝してきたことを考えると今回は無理かなと思えてきました。12時台の次が14時台なのでどうしても1時間以上時間が空いてしまうのです。今の条件でベストな選択は、秩父駅でレンタカーを借りていくことだ。そうすれば最終バスの縛りもなくなるし、少しでも長くいられることに同意し、秩父駅までとりあえずいくことにしました。運よくレンタカー代理店に車がありましたのでAQUOSを6時間借りることにしました。工事のため迂回しなければならないところもあって車でいっても1時間以上かかりました。
神様が見守ってくださって無事、三峯神社に到着しました。安心感からきたのかお腹が空いてそばを頂きました。それから境内に入り、参拝をした後、まわりを散歩しながら三峯神社の空気になじんでいく時間を設けました。ベンチに座り、まわりの木や空の雲、通り過ぎる人々などを見ながら、来るまでいろいろあったけれど来てここにいられることに感謝しました。神様と神社の雰囲気に和まされて妻の機嫌も直りました。前回と同様温泉にも入りました。お守り「氣守」を妻にプレゼント。気が高ぶった時に守って欲しいという僕の念も少しだけ込めました。前回は行かなかった神社内で下界が一望できる唯一の場所「遥拝殿」にいきました。素晴らしい景色でした。良くみたら脇に細い道があることに気づき、そこを歩いていくことにしました。一歩間違えると危ない道で修業道のようでした。10分~15分歩いたら山から下りられそうなところが現れてきました。以前はロープウェイが通っていたようでした。午後5時半を過ぎたところですが、鳥居にある店は閉まっていました。もう一度神社に入りたいということで入ったら、神社の関係者達が賽銭箱の回収や、最後の参拝を惜しむ人達が丁寧にお祈りをしたりする姿が見えました。駐車場の利用が18時までなのでそろそろ帰ることにしました。1時間ちょっとから3時間ほどに伸びたことでいろいろ見てまわることができたように思います。借りた車も無事返し、駅近くにある居酒屋で軽く一杯。少し値は張ったが魚がおいしかったです。帰りの電車は贅沢に「レッドアロー」に乗っていくことにしました。
短いと感じる時間も工夫を凝らし、やりたいことを1~2つにしぼって、あとはゆっくり楽しめばそれほど短いと感じないものかもしれません。欲が多くなると十分ある時間やものも、いずれ足りなくなる教訓を今回、神様のご加護と妻のおかげで気づくことができた良い一日でした。